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シャフト選びの知識

※関連知識:
「シャフト・フレックスと適正振動数(計算ツールと解説)」 へ
スパイン・アライメント調整の重要性について(このページの末尾)へ

■シャフトの選びの知識(飛ばすための条件)


 ゴルフクラブの性能に影響を及ぼす要素は色々あります。その中でも、ヘッド性能が重要であることは言うまでもありませんが、そのヘッド性能を活かす重要な要素の一つが シャフトです。自分に最適なクラブを選ぶ上でヘッド同様に シャフトに関する知識が 不可欠なことは言うまでもありません。

 特に、ドライバーの飛距離はヘッドスピードに合ったヘッドとシャフトとのマッチングに影響されます。ヘッドの重心の動きを上手くコントロールできるシャフトを装着することで驚異的に飛距離を(20ヤード〜30ヤード以上)伸ばすことが可能になるのです。

 注意したいことは、「シャフトのしなりが飛距離を伸ばす」というのは有り得ないということ。
 シャフトは、インパクト前後でフェースがターンするまではヘッドの縦(ヘッドの重心方向)にしなり戻るのであって、フェース方向にしなり戻りしません。ヘッドは、ヘッドの重心(芯)がヘッドプレーン軌道に沿って、ヘッドの重心を中心軸にフェースがターン(反転)しようとする(シャフトを軸にフェースターンはしない)から、シャフトも縦と横に複雑に捻れながら回転します。なので、シャフトがしなり過ぎるとヘッドの重心が予期せぬ方向に動く(暴れる)からミート率も大きく落ちるわけです。芯に当たらなくなるわけです。
 ゴルフスイングでのシャフトは、釣竿や弓のように一定方向にしなり戻ることはありません。
 また、シャフトのシナリでヘッドスピードが上がるということも怪しい理論です。雑誌やクラブアナリストたちは、シャフトの逆シナリでヘッドスピードが上がるといいますが、いくら早いキックスピードを持ってしてもヘッドスピードは1%くらいしか上がらないのです。これは科学的にも証明されていることです。
 シャフトの本質は「しなり」よりも「ねじれ戻り(トルク)」なのです。ねじれ戻りを上手く利用することで強いフェースターンを作り出し、インパクトでの激力や衝突エネルギーを最大限に増幅させる。もしくは、男子プロのように硬くて捻れないシャフトを使用して自らのアームターンやリストターンで強いフェースターンを作り出し、高いミート率を維持すること。これらが飛距離を最大に伸ばすための秘訣なのです。
※このことは欧米では当たり前の常識です。「シャフトのシナリで飛ばす!」なんて騒いでるのは日本人だけのような気がします。

 アイアンの代表的なシャフトはダイナミックゴールド(DG)とMODUS3になります。DGは縦距離と方向性を重視したシャフトなので重量は重いです。逆に軽いMODUS3は走り感があり飛距離に優れていますが、飛ぶ代わりに方向性や距離感が悪くミスヒットに弱いです。
 この差はトルク(ねじれ)です。スチールシャフトはトルクを抑えよとすると比例して重量が重くなります。なので、安定性重視のDGは重いのです。軽くするとトルクが多くなり芯を外すと捻れてサイドスピンが増幅します。MODUS3もDGと同じ120g台になるとトルクが少なくなってDGに近づいています。
 ツアープロが使うMODUS3は重さや硬さがDGに近いものです。柔らかいトルクの多いMODUS3は飛びますがアイアンのヘッドは当たり負けに弱いからから使えません。アイアンは飛距離よりも方向性や距離感が重要ですので、少し重くても低トルクのシャフトを選ぶことが望ましいのです。

 ■シャフトの「シナリ」と「捻れ」(方向性と飛距離の決め手)

 シャフトはダウンスイングの時にヘッドの重心方向に沿って鞭のようにシナリ戻りをします。 また、インパクト前後ではトップで時計方向に捻られたシャフトが反時計回りに戻ろうとします。 その力を上手く利用すれば同じスイングスピードでも捻れ戻りのトルクで粘り強いフェースターンが生まれてボールの捕まりが良くなります。飛距離アップで大事なのはシナリよりも捻れ戻り(トルク)なのです。

① クラブヘッドを正しい方向へ加速させるための助走ステージ
② 重力によるクラブの自然落下と助走の勢いでヘッドの加速が一気に増し、「シナリ・捻れ」がリリースされ始めるステージ
(ヘッドは加速追い越し、腕は減速して体の正面)
③ シャフトの捻れ戻りでクラブヘッド(フェース)が左右にビンタするような形で回転してエキストラの衝突エネルギーを生み出すステージ(ヘッドスピードMAX )
④ フォロースルーのステージ

 どのようなシャフトが合うのかは単にヘッドスピードだけで決めらません。 その理由は、この① ② ③ で力が蓄えられ、その力が放出される リーリースとキックのパターンとタイミングがそれぞれのスイングやヘッドの特徴で異なるからです。
 ヒッターは ① と ②のスピードが比較的早いのに対して、スインガーの場合は ① と ②のスピードを抑えておいて③ でクラブヘッドのスピードを上げるスタイルだから、ゆっくりしたテンポのスイングになります。

 いずれにしても、この 「シナリ・捻れ」のリリースとキックが最適なタイミングで起きるようなシャフトとヘッドの組み合わせを選べば良いことになります。 上手くコントロール出きれば「シナリ・捻れ」は大きい方が その生み出すエネルギーは 大きくなるという理屈になりますが、「シナリ・捻れ」が大き過ぎればコントロールが難くなりミート率も悪くなる訳です。
 また、クラブヘッドの重さを 上手く感じるためにも適度な 「シナリ・捻れ」 が必要と考えられます。 一般的には 柔らか目でトルクの大きいシャフトの方がクラブヘッドの感触が伝わり易くドローを打ち易くなりますが、柔らかく捻れ過ぎれば ヒッカケや好ましくないフックが出やすくなります。
逆に、硬過ぎてネジレないシャフトではヘッドの重さを感じることが出来ず プッシュアウトやスライスが出易いという傾向になりますが、プロのように正しいフェースターンができていれば、できるだけ硬く捻れないシャフトの方が飛距離や方向性共に良い結果となります。

 ■トルク(捻れ)の影響(打球の飛距離と方向性に最も影響する)

 シャフトのシナリ戻りではなく、捻れ方向の硬さの指標となるトルク (torque) は、シャフト軸を中心とするヘッドの回転(フェースターン)に関係するから打球の方向性(スライス、フック、プッシュアウト、引っ掛け)に最も影響を与えます。また、捻れ戻りを操作してフェースターンを大きくさせてボールを掴まえられることから、ミート率が良くなり飛距離に大きな影響を与える要素となります。

 トルクの低いシャフトは スイング時の 「捻れ」が小さくなる訳ですが、感覚 (フィーリング) 的には、同じ硬さ (stiffness) のクラブであれば、トルクの小さい、所謂、ロー・トルクのシャフトの方が 硬く感じます。

 つまり、より硬い感じのするシャフトを使いたければ ロー・トルクのシャフトを 選べば良いことになります。
 一般的に、スチール・シャフトのトルクは 低く、アイアン用で 1.7 - 2.0、また、ウッド用では 2.5 - 3.0 といった範囲だから、トルクを ベースに選択する余地はありませんが、カーボン・シャフトはそのバリエーションが大きく、選択の幅が広いのです。
 カーボン・シャフトは 2.0 - 7.0 位までの製品があり (3.0 - 6.0 の製品が最も多い)、トルクが 3.0 以下のシャフトであれば、ロー・トルクのシャフトと考えて良いでしょう。

シャフトトルクとヘッドとの相性(最重要!)

捕まりの悪いヘッドを使用する場合 ⇒ ロートルクシャフトを選択
 特徴: フェースターンやアームローテションがし難い。

・ロートルクのシャフトを使用することでフェースを返し易く(遊びを少なく)する。捻れ戻りが上手く合えば捕まりが良くなる。ただし、方向性は犠牲となる。

捕まりの良いヘッドを使用する場合 ⇒ ハイトルクシャフトを選択
 特徴: フェースターンやアームローテーションがし易い。

・ヘッドスピードが上がりにくいが、シャフトのネジレでフェースの開閉を大きくさせることで捕まりが良くなり、大きな飛距離が得られる。フェースが自然な挙動でターンさせられる(遊びが多い)ハイトルクのシャフト装着が望ましい。ヘッドスピードが早い人はインパクトまでにネジレ・戻りが間に合わないから若干ロートルクの方が良い。


 ■シャフトの硬さ

 シャフトの硬さは 柔らかい方から順に (J、L、A) R、(SR)、S、X、(XX)と表示されますが、例えば、40 m/s 以下のヘッドスピードの人は R 以上の硬いシャフトは 避けた方が良いといったような目安に使われます。

※この表記方法は、あくまでも目安です。
 シャフトメーカーごとに硬さ表記が違いますのでシャフト選びの指標にはなりません。
 硬さよりもトルクを優先することが重要です。

シャフトの硬さ


 シャフトの硬さの測定方法にはシャフトに重量をかけて そのたわみ量を計測するベンド測定法とシャフトのグリップ部を固定してクラブを振動させて その振動数を測定する 固有振動数測定法とがあります。
最近ではR、S、X といった表示の他に この振動数を表す数値が シャフトに表示されていることが良く見受けられます。振動数が毎分260 (CPM) であれば 6.0、また、270 であれば 7.0 といったように表示するのが一般的で、同じメーカーの同じタイプのシャフトであれば5.5 のシャフトは 6.0 のシャフトより 柔らかいことになります。

 しかし、この方法ではシャフト・ティップ (先) の特性を示す尺度にはならないなどの問題もあります。
そのような状況下、各メーカーが独自な方法でシャフトの硬さを表示しているのが現状で、A社のシャフト S が B社のシャフト S よりも全般的に硬く感じるなどといったことがあるだけでなく、同じメーカーのシャフトでも、シャフトの種類によって硬さの感覚に違いが出るというような状況も見られます。
 つまり、シャフトの硬さのメーカー表示は、非常に分かり難くなっているのが実態で、メーカーの表示は 参考値として使うべきだという考え方になります。
 また、同じS でも US スペックのクラブの方が 全体的に硬めなシャフトである といったようなことも言われていますが、硬さの測定方法が日本とは大きく違っていることも影響しています。(USの方が正しい基準です。)

一方、スチールシャフトNo.1のトゥルーテンパーは R 200、R 300、R 400 など という表記をしていますが、これは シャフト重量の(2g 単位) 違いを示すもので、R 200 は R 400 より軽く柔らかいシャフトであるということになり、そうした同じ振動数のシャフトの硬さの感触を表記するものという意味でこうした表記方法をサブ・フレックス (sub-flex) と呼んでいます。

 ■キック・ポイントの影響 

 キック・ポイント (調子) もシャフトの感触に大きな影響を及ぼします。通常は ロー・キックポイント(先調子) のクラブの方が相対的に柔らかく感じ、ボールが上がると考えれば良いでしょう。
 最近は調子が フライテッド (flighted) と表記されたクラブも多く見られるようになっていますが、それは所謂 フロー・デザインの一種で、ショート・アイアンでは手元調子、ミドル・アイアンは中調子、そして、ロング・アイアンが先調子といった具合に調整されたシャフトのことです。
 なお、キック・ポイントのことを ベンド・ポイント (bend point) とも言い、BP などと表記されることもあります。

 さらに、最近では シャフトの先端部 (tip) もしくは グリップ部 (butt) の硬さと トルクを意図的に硬く (ロー・トルクに) したシャフトも出回るようになっています。
 先端部の硬いシャフトは ティップ・スティッフなシャフトとか スティッフ・ティップ・シャフト (stiff-tip shaft) などと呼ばれ、ボールの吹き上がりを押さえる効果と 芯を外したショットのヘッド部の捻れを抑える効果があるなどと言われています。(ギア効果
また、スイング・テンポの早い、所謂、ヒッターには グリップ側が硬いバット・スティッフなシャフトが適しているとも言われます。

※先調子、中調子、元調子について、実際はその部分が柔らかったりシナルことはありません。実際のキックポイントはシャフトの重心部分付近の30mm〜40mmの間で調整されています。

 ■重量の影響 

  ドライバー用のカーボン・シャフトで軽いシャフトは、40-55gで、重めなものは70-90g クラスのものまであります。
  しかし、日本で市販されているドライバーでは、シャフト重量が 50g 台のものが圧倒的に多く、やや重めなものが 60g台、そして、70g 台のシャフトまでは 一般に良く見かけますが、それ以上重いシャフトのクラブは 極めて少ないです。

 一方、アイアン用 スチール・シャフトは、カット前のシャフト重量が 90 - 130g のものが 最も一般的ですが、最近では80g 以下の超軽量スチール・シャフトも 出回っています。逆に、重いシャフトは130g 以上のものまであります。
 また、チタンのシャフトなども一部で利用されるようになっています。さらに、スチールシャフトのバリエーションが 最近では増え、ライフル・シャフト(ステップのないシャフト) や手元がカーボンで先はスチールのシャフト、さらには、シャフトの径やテーパーが従来のものとは異なったものなど様々なスタイルのものが出回っています。

 シャフトの重量に関しては 通常 重めのシャフトは トルクが低く、力のあるプレーヤー用の仕様になっていると考えれば良いでしょう。
 最近のドライバーは 相当 きめ細かにシャフトの仕様を決めることが出来るので、十分配慮して最も自分にあったシャフトを選ぶようにしたいものです。
  選択肢が増えた分、何が良いのか分からなくなってしまう面もありますが、クラブの重量やシャフトの仕様と特性、加えて、自分のスイングの特徴を (スイング解析のデータなども利用して)理解すれば、何が自分に合うのかは おのずと見えてくるはずです。

   

 ■スパイン・アライメント調整の重要性について  

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 シャフトの選び方では、クラブメーカーが触れようとしないシャフト・スパインの実態を知ることが非常に重要になります。
 いくら適正なシャフトを採用してもスパイン調整が成されていないクラブではスイング中にクラブが暴れる可能性が高くなるからです。(突然、右に出たり左に引っ掛けたりする現象が起こります)

 ゴルフクラブのシャフトは、完全に真っ直ぐで均一な板厚(円筒)・太さのシャフトは作られていません。 カーボン・シャフトは接着剤を滲ませた数種類のカーボンシートを手作業で巻いて製造しますが、どうしても巻始めと巻き終わりが膨れて硬く太くなってしまいます。所謂、スパイン(背骨)が不特定に必ず生まれます。(びっくりするほど硬い筋です)
 また、スチールシャフトは平らな鉄板を丸めて溶接して円筒を作るので溶接部分はかなり固いスパインが存在しています。(同じシャフト内に角度によってRとXXくらい違う硬さが存在します)
 そうしたスパインの影響により部分的に硬くなり歪もあるシャフトを対策もせず無造作に装着するとスイング時のクラブフェースの向きや軌道に悪影響を与えることになり、暴れるクラブになってしまいます。

 その歪に対してある方向に クラブヘッドを装着すれば 歪の影響は ほとんどなくなる という性質があり、その点に着目したのが シャフトのピュアリングという調整方法です。

 既製品クラブの製作工程では対応しにくいとの理由から既製品クラブには対応されていませんが、欧米のツアー・プロの間では ピュアリング・プロセス(Puring Process) と呼ばれ、ほとんどの選手が利用するようになっているシャフトの取り付け方です。もちろん日本のプロ、アマチュア上級者は調整していない人のほうが珍しいのです。

 最近ではシャフト装着時の必須項目として一般ゴルファーからの要求も多く、2013年のゴルフフェアーにおいて、本間ゴルフは全クラブでシャフト・スパイン調整をすると発表しています。
 また、多くのシャフトメーカーは、このスパインを最小限に抑えるための努力し、スパインの位置情報をマーキングするなどしていますが、それにクラブメーカーが対応できていないというのが現状です。

一方、リシャフトを量産する一部の通販工房には、なんとスパイン調整の必要性を否定しているところもあると聞きます。スパイン管理は必要だがコストと時間がかかるのでお客様に見えない部分は省略していて、そのことに触れてほしくないというところが真相でしょうが、そもそもシャフトスパインアライメントの知識が無いので調整できないというのが真実でしょう。

 当店では、こうしたシャフト(同一品番でも)一本々それぞれ違う個性を徹底的に分析しています。それらの工程を実施することにより、シャフトは安定しスペックを超えた性能を発揮するのです。

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